貯蓄型保険とは?掛け捨て型保険との違いやメリット・デメリット、返戻率を詳しく紹介!

保険料を払っている間にお金を貯められる貯蓄型保険。ドル建てや一括払いといったさまざまな種類の貯蓄型保険があり、保障内容や返戻率もそれぞれ違うので、どれを選んだらいいのか悩みますよね。

この記事では、貯蓄型保険とはどのような保険なのか、メリットやデメリット何かをご紹介します。保険期間や返戻率などの情報を比較して、自分に合った保険を見つけてください。

目次

貯蓄型保険とは?

貯蓄型保険は、保険料の一部が貯金になり、満期や解約時にお金がもらえる保険です。

一方、よく間違われやすい「掛け捨て型保険」は、保険料が保障だけに使われ、満期や解約時にお金がもらえません。

貯蓄型保険・掛け捨て型保険のどちらがいいのかは目的やニーズによって異なります。

貯蓄型保険・掛け捨て型保険の違い

貯蓄型保険と掛け捨て型保険は、保険料の額や受け取れるお金の有無で異なります。

  • 貯蓄型保険:保障のほかに、満期時や解約時にお金がもらえる
  • 掛け捨て型保険:契約者にお金が戻ってくることはほとんどない

掛け捨て型保険にも解約返戻金のある商品はありますが、その場合でも貯蓄型保険と比較すると金額は少なめです。

貯蓄型
掛け捨て型
保険料
掛け捨て型に比べて高めになることが多い
貯蓄型に比べて安めになることが多い
満期保険金
あり(満期が設定されている商品の場合)
なし
解約返戻金
あり
基本的になし、あってもわずか
主な保険の種類
終身保険、養老保険、個人年金保険、学資・こども保険など
定期保険、医療保険、がん保険、収入保障保険など
特徴

  • 保障と貯蓄の両方ができる
  • 早期に解約すると元本割れする可能性がある
  • 終身保険は、解約しない限り保障が一生続く
  • 保障の内容や期間を柔軽に変更できる
  • 定期保険は、保障期間が決まっている

貯蓄型保険の種類一覧

貯蓄型保険にはいろいろな商品があります。以下では、よく知られている3つの貯蓄型保険を紹介します。

  • 終身保険
  • 養老保険
  • 学資保険
  • 個人年金保険

さまざまな会社が保険を提供しているため、それぞれの保険の概要を把握してどの会社が提供している保険が良いかをチェックしていきましょう。

終身保険

終身保険は、被保険者が死亡してしまったり、重度の障害になったりしたときに保険金がもらえる貯蓄型保険です。終身保険は満期がなく、解約しない限り生涯保障を受けることができます。

掛け捨て型保険よりも保険料は高めですが、更新がなく金額は変わりません。解約すると解約返戻金がもらえ、払った保険料より多くなることもあります。貯蓄としても使える保険です。

生命保険文化センターの「令和3年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、最近加入した保険の種類について聞いたところ、全体の27.8%が終身保険と答えたそうです。
参考:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」

自分の生活やお金の状況と合わせて、加入を考えましょう。

養老保険

養老保険は、満期を迎えると満期保険金を受け取ることができ、万が一死亡してしまった場合には死亡保険金を受け取ることができます。

老後に備えてお金を積み立てつつ、もしもの時に備えることができるだけでなく、途中で解約した際には解約返戻金をもらうことが可能です。

過去には解約返戻金が高いこともあり人気でしたが、現在では満期保険金が払い込んだ保険料を下回る恐れもあるので注意しましょう。

学資保険

学資保険は、子どもの教育費を準備できる貯蓄型保険です。契約時に決めた年齢になったときに保険金がもらえる商品や、進学のタイミングで祝金が支払われる商品があります。

さらに、学資保険には保険料払込免除特約をつけることができます。これは、契約者である親が亡くなったり重度の障害になったりした場合、残りの保険料を免除してもらえるという特約です。

保険料が免除されても、子供が定められた年齢になれば、保険金や祝金などが支払われます。しかし、学資保険の返戻率は下がり続けているので、他の方法とも比べてみることが大切です。

個人年金保険

個人年金保険は、保険料を積み立てることで、日本の国民が必ず入らなければいけない公的年金とは別に自分の老後の年金を確保できる貯蓄型保険です。

生命保険文化センターの「令和3年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、個人年金保険に加入している世帯は24.3%に達しています。
参考:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」

つまり、5世帯に1世帯は個人年金保険で老後資金を準備しているということです。 国の年金だけでは足りないと不安に感じる方は、個人年金保険で老後資金を作ってみませんか。

貯蓄型保険の選び方

貯蓄型保険には、さまざまな種類があります。自分に合った保険を選ぶためには、以下2つを考えることが大切です。

  • 加入目的をはっきりさせる
  • 返戻率を見極める
  • 必要な保障は何かを決める
  • いつまで保障して欲しいのかを明確にする
  • 保険料は無理のない範囲かを確認する

加入目的をはっきりさせる

貯蓄型保険に加入する理由を明確にすることで、目的に沿った保険商品を選ぶことができます。自分の現在の収入や将来の見通し、ライフステージなどをもとに、「どうして貯蓄型保険が必要なのか」を考えてみましょう。

今後、どんなお金が必要になるのか、ライフプランの作り方がわからないという方は、ファイナンシャルプランナーに相談することもおすすめです。

返戻率を見極める

返戻率とは、契約者が支払った保険料に対してもらえる満期保険金や解約返戻金の比率です。

<返戻率の計算式>返戻率=満期保険金総額 ÷ 支払保険料総額 × 100%

たとえば、保険料として200万円払い込み、満期保険金として220万円を受け取った場合、返戻率は110%になります。返戻率が高いほど、お金を貯める効果が高くなります。各商品の返戻率を比べて、より返戻率の高い保険商品を選ぶことが大切です。

必要な保障は何かを決める

保険に加入する際には何に対して保障をして欲しいのかを決めておきましょう。

自分にもしものことがあった際に子どもに資産を残せるような保障が必要なのか、自分が病気にかかって医療を受ける際に補償が必要なのかなどがあります。

何に対して備えておきたいのかによって選ぶ保険の種類が変わるので、しっかりと検討が必要です。

いつまで保障して欲しいのかを明確にする

保険商品によっては保障される期間が異なるため、いつまで保障を受けたいのかを明確にする必要があります。

例えば、生涯保障を受けたいのか、自分や子どもが特定の年齢になるまで保障が必要なのかを考えましょう。

保障を受けたい期間が決まったらプランも決めやすくなるので、前もって検討しておくと相談をするときにスムーズに話が進みます。

保険料は無理のない範囲かを確認する

貯蓄型保険は保険料が比較的割高になる傾向にあります。

そのため、途中で保険料を支払うことができず、強制的に解約になってしまうということもあります。

せっかく加入した保険を解約されてしまわないように保険料は毎月無理なく支払っていけるのかを確認しましょう。

貯蓄型保険のデメリット3選

貯蓄型保険には、デメリットが存在します。以下では、貯蓄型保険のデメリットを3つ紹介します。

  • 解約時期によっては元本割れのリスクがある
  • 保険料が掛け捨て型よりも高くなる
  • 固定金利タイプはインフレの影響を受ける

解約時期によっては元本割れのリスクがある

契約から数年で解約すると、解約返戻金がほとんどもらえません。貯蓄型の保険は、保険料の一部を満期保険金や解約返戻金の資金として貯めていきます。

したがって、早期解約は資金が十分に貯まっていない状態での解約になり、元本割れの可能性が高くなります。

保険料が掛け捨て型よりも高くなる

貯蓄型保険の保険料は、保障と貯蓄の両方をカバーする金額になっています。一方、掛け捨て型の保険は保障だけで貯蓄機能はありません。

貯蓄型保険は貯蓄機能がメリットですが、その分掛け捨て型の医療保険よりも保険料が高くなります。

固定金利タイプはインフレの影響を受ける

固定金利タイプの貯蓄型保険は、契約時の金利がそのまま適用されます。満期時にインフレが発生していたら、保険金をもらってもその時に必要な金額に足りない可能性があるため注意が必要です。

貯蓄型保険のメリット2選

貯蓄型保険のデメリットを許容できた方は、メリットを把握して加入を検討してください。以下では、貯蓄型保険のメリットを2つ紹介します。

  • 保険料が無駄にならず、貯蓄にもなる
  • 保険契約が継続しやすい
  • 契約者貸付制度や自動振替貸付を利用できる

保険料が無駄にならず、貯蓄にもなる

貯蓄型保険は、支払った保険料を満期保険金や解約返戻金としてもらえる点がメリットです。さらに、保険料は口座から自動引き落としされるので、貯蓄が苦手な方でもお金を貯めることができます。

掛け捨て型の保険には保険料を貯める仕組みがありません。保険期間中に給付金をもらわなかったら、保険料は払い続けるだけとなります。

保険契約が継続しやすい

解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に立て替えてくれる「自動振替貸付」制度を提供する貯蓄型保険があります。

ケガや病気で入院をすると、契約期間中は入院していても保険料の支払いが続きます。

そのため、収入が減ったり、銀行口座の残高が足りなくなったりして支払いができなくなる恐れがあるので注意が必要です。

契約者貸付制度や自動振替貸付を利用できる

解約返戻金の一部を借りることができる「契約者貸付制度」や、保険料の引き落としがされなかったときに解約返戻金から保険料を支払う「自動振替貸付」が利用できます。

ただし、解約返戻金の一部を借りているため返済が必要だったり、貸付金が解約返戻金を上回ると契約が失効してしまったりするので注意が必要です。

貯蓄型保険の加入がおすすめな人

貯蓄型保険への加入がおすすめできるのは下記のような人です。

  • 貯金をするのが苦手な人
  • もしもの時に備えつつ貯金をしたい人
  • 老後資金や子どもの教育資金などを貯めたい人

該当すると思った方はぜひ貯蓄型保険への加入を検討してみてください。

貯金をするのが苦手な人

名前の通り貯蓄をすることができる保険なので、お金が手元にあるとついつい使ってしまうという方向けの商品です。

普通に預金をしているだけだと気軽にお金を下ろすことができますが、保険の掛け金として支払っていれば簡単に下ろすことはできません。

そのため、今まで貯金に失敗していたという方でも確実に貯めていくことができるでしょう。

もしもの時に備えつつ貯金をしたい人

貯金はしたいけど、もしもの時に備えて保険にも加入をしたいと考えている方にも貯蓄型保険は向いています。

自分に万が一のことがあった場合にも保障をすることができるだけでなく、将来のために貯金を行うことができるので一石二鳥です。

老後資金や子どもの教育資金などを貯めたい人

貯蓄型の保険は将来必要になるであろうタイミングに合わせて貯蓄を行うことができます。

例えば、「公的な年金のみでは不安なので老後の資金を貯めたい」という方や「子どもの教育資金を貯めたい」という方には保障を受けつつ貯金ができるのでおすすめです。

上記のように保険に加入する目的が明確になっている場合は特に貯蓄型保険への加入を検討しましょう。

貯蓄型保険の加入がおすすめできない人

貯蓄型保険がおすすめできないのは下記のような人です。

  • ライフスタイルの変化が大きい人
  • 保険料を安く抑えたい人
  • 自分で資産形成ができている人

あなたのこだわりやライフスタイルによっては貯蓄型保険がおすすめできない場合もあるので確認していきましょう。

ライフスタイルの変化が大きい人

近いうちに結婚や出産をする予定がある方や転職をする回数が多いという方は貯蓄型保険を契約しない方が良いでしょう。

契約をしてからはすぐに保険を見直すものではなく、長期的に利用を続けていくものですが、家族構成等が変わると保険の契約内容を変更したいということもあります。

将来的に加入をするのは良いですが、ライフスタイルの変化があまりなく落ち着いている時期に契約をするのがおすすめです。

保険料を安く抑えたい人

貯蓄型保険は掛け捨ての保険と比較して保険料が割高になる傾向にあります。

そのため、保険料の支払額を抑えて、保険の契約を行いたいという方にはあまりおすすめではありません。

月々の保険料が高くなってしまうと、家計への負担も大きくなるので、あまりお金をかけられないという方も貯蓄型保険は避けるのが良いでしょう。

自分で資産形成ができている人

資産運用を行っていたり、貯金が十分にあるという方は保険に入らなくても問題ありません。

自分で資産形成ができていれば貯蓄型の保険に加入するメリットはあまりないと言えるでしょう。

保険が必要なのであれば、掛け捨て型の保険に加入して保険料を安くしながら保障を受けられるようにしておくのがおすすめです。

保険に関する相談はどこですれば良いの?

保険に関して理解はできたが、最適な商品を選ぶためにアドバイスをもらいたいという方もいるでしょう。

そのような方は下記のような場所や人に相談をするのがおすすめです。

  • 保険会社
  • 保険代理店
  • ファイナンシャルプランナー

相談できる内容や紹介してもらえる商品が異なるので、自分に合っているものを探すためにプロへの相談も検討してみてください。

保険会社

保険会社は自社で提供している保険商品のみを扱っており、特定の商品に関して詳しく解説をしてもらうことが可能です。

そのため、自分で入りたい保険を決めることができているが、特約の内容など詳細なことに関してアドバイスが欲しいという場合におすすめでしょう。

運営会社が提供している商品のみ紹介ができるため、さまざまな保険商品を比較することはできないので、商品が決まっていない場合は他の場所で相談するのが良いでしょう。

保険代理店

保険代理店は複数の企業と契約しており、さまざまな保険商品を取り扱っています。

複数の商品を比較して、自分に合っている保険商品はどれなのかを相談したいという方にはぴったりです。

相談場所は店頭以外にカフェや自宅、オンラインなどさまざまなので、お客様の好きな場所を選択できるのも大きなメリットでしょう。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは保険をはじめとした家計に関するさまざまなことを相談することができます。

そのため、貯蓄をしたいけど本当に貯蓄型保険があっているのか、契約する場合はどのような保険が良いのかというアドバイスをもらうことが可能です。

収入面や支出面の見直しも業務として行ってもらえるので、保険以外で悩んでいる方も相談してみてください。

貯蓄型保険の返戻率を高める方法は?

貯蓄型保険の返戻率を高めるコツは以下の3つです。

  • 保険料を一度に払う(前納)する
  • 保険料を短く払う
  • 月払いから年払いにする

貯蓄型保険への加入を検討していてお金に余裕がある方は、保険料を一括で前納すると保険料の合計が安くなり、結果的に返戻率を高めることができます。

しかし、一気にお金が出せない場合は無理をせず、保険料を短く払う方法を考えてみましょう。

たとえば、20年かかる貯蓄型保険を10年で支払い終わると、保険料が安くなって返戻率を高められます。ただし、毎回の保険料は高くなるので家計に負担がかからないようにしましょう。

また、すでに契約しており月払いで保険料を払っている方は、年払いにすることを検討してみましょう。年払いにすると支払い額が11ヶ月分の保険料になる場合もあるので、1年で1ヶ月分の保険料を節約できて返戻率のアップに繋がります。

貯蓄を上手く行うためのコツ

今まで貯蓄が上手くいかなかったけど、保険への加入はまだ検討したいという方は下記のようなコツを押さえて貯蓄を成功を目指すのがおすすめです。

  • 収入と支出を把握する
  • 余った資金を貯めるのではなく先に貯金をする
  • 口座を分けておく
  • 借入がある場合は条件を見直して利息の負担を軽減する
  • 副業を行って収入を増やす
  • 各種控除制度を利用する
  • 資産運用を行なって貯蓄を増やす

どれも大切な内容ですが、全てを一気に実行するのは難しいので、1つずつしっかりと押さえておくようにしましょう。

収入と支出を把握する

貯蓄をしようと思っていてもなかなか上手くいかないという方は収入と支出が把握できておらず、どこにお金がかかっているのかがわかっていません。

そのため、どこを節約すれば良いのかがわからず、知らぬ間にお金がなくなってしまっています。

お金を貯めたい場合はまず支出を把握して、どこの費用が削れるのかを検討するところから始めましょう。

余った資金を貯めるのではなく先に貯金をする

貯金をする際に給料から余った分を貯めようと思っている方もいるでしょう。

しかし、手元にお金があると使ってしまうという方も多いです。

そこで、余った資金ではなく、入ってきた分から何割かを貯金に回すという先回り貯金を行いましょう。

先に貯金額を引いておくことで無駄遣いしてしまう分の金額を減らすことができます。

口座を分けておく

貯金用の口座と給与口座を統一していると、貯めているはずのお金をついつい下ろしてしまいがちです。

そのため、貯金用の口座と給与口座は分けて管理をするようにしましょう。

そうすれば現在どのくらい貯金できているのかも分かりやすくなり、モチベーションも上がりやすくなります。

借入がある場合は条件を見直して利息の負担を軽減する

住宅ローンや車のローンなど借入がある場合は借入の条件を見直すのも大切です。

ローンの契約をしてから見直したことがないのであれば、契約当初よりも金利の安い金融機関がある場合もあります。

もちろん、借り換えになるので審査は必要ですが、審査にさえ通過できれば低金利で負担が少ないローンへ乗り換えることができるので検討してみてください。

副業を行って収入を増やす

貯蓄ができない原因の一つにそもそもの収入が少ないため、家賃や食費の支払いで限界が来てしまうというものもあります。

そのような場合は副業を行って収入を増やすのもおすすめです。

支出として出ていくお金より収入の方が多ければ、貯蓄は無理なくできるはずなので、自分のスキルや時間を活かして副業にチャレンジしてみましょう。

各種控除制度を利用する

病院を利用する回数が多かったり、資産運用を行なっていたりする方は国が定めている各種控除制度が利用できる場合があります。

控除制度を利用することで、収入から課税される対象の金額を差し引くことができるため、税金として支払う金額を減らすことが可能です。

例えば、保険へ加入している場合には「生命保険料控除」を受けられるので、貯蓄型保険への加入を検討している方は、こちらの控除制度もチェックしておきましょう。

資産運用を行なって貯蓄を増やす

貯蓄をする際にただ銀行口座に預けているだけでは金利が低すぎるので、ほとんど得になることがありません。

そのため、ただ貯金をするのではなく資産運用を行なって貯蓄を増やすのがおすすめです。

初心者の方でも取り組める資産運用もあるので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

貯蓄を増やすためにできる資産運用の方法

現在ある貯蓄を増やすために副業ではなく、資産運用に挑戦したいという方には下記の方法がおすすめです。

  • 株式投資
  • 債券投資
  • 投資信託
  • NISA
  • iDeCo

あくまで投資のため、資産が減ってしまう恐れもあるので、じっくりと商品を選んでから取り組むようにしましょう。

株式投資

株式会社が資金調達のために発行している株式を購入して、配当金や購入時と売却時の差額で利益を出すという投資の方法です。

会社の成長や衰退に合わせて価格が変動するので、損失が出る恐れもありますが、大きな利益を得られる可能性もあります。

1社の株式を購入するのではなく、複数社の株式を購入すればリスクを分散することもできるため、初心者の方でも取り組みやすいでしょう。

債券投資

債券投資は国や自治体などの機関が資金を集めるために発行する債券を購入して、利息を受け取りつつ、元金の返済をしてもらうというものです。

基本的には購入する時点で定められている償還日に元金が返還されますが、発行している機関が破綻してしまった場合には元金の返還がされない恐れもあるので、発行元の信頼性が重要になります。

また、国内で発行された債券ではなく、海外で発行された債券を購入した場合は、為替の影響も受けることを考慮する必要があります。

投資信託

株式投資や債券投資は自分で商品を選んで運用していくものですが、投資信託は投資家からお金を集めて、投資のプロが集めた資金を使って運用を代行します。

様々な投資家から集めた資金で運用を行うため、少額からでも資産運用ができるというメリットもあります。

NISA

NISAは資産運用によって得た利益が非課税になる口座で、通常の投資を行うよりもお得になります。

株式投資や投資信託を行うことができるため、自分で購入する商品を決めることもできますが、運用をプロに任せることも可能です。

iDeCo

iDeCoは個人型確定拠出年金のことで、自分で毎月掛け金を拠出して運用を行い、60歳を超えると年金として積み立てていたお金を受け取ることができる制度です。

NISAとは異なり、掛金も全額所得控除されるので所得税や住民税の優遇も受けることができます。

積み立てていたお金を受け取る際には退職所得控除や公的年金控除が適用されるため、節税としてもお得な資産運用方法です。

貯蓄型保険に関するよくある質問

貯蓄型保険に関するよくある質問には下記のようなものがありました。

  • 貯蓄型保険と掛け捨て型保険の違いはなんですか?
  • 貯蓄型保険に加入するのは貯金をするのと同じですか?
  • 貯蓄型保険のランキングは信用できますか?
  • 貯蓄型保険がおすすめできないと言われる理由はなんですか?
  • 貯蓄型保険への加入がおすすめな人はいますか?

それぞれの回答もご紹介しますので、一緒に確認していきましょう。

貯蓄型保険と掛け捨て型保険の違いはなんですか?

貯蓄型保険と掛け捨て型保険の違いは、一定期間が終了した際の満期保険金や解約時の返戻金が用意されているかどうかです。

ただし、貯蓄型保険は掛け捨て型保険と比較して保険料が高くなってしまう傾向にあります。

もしもの時の保障だけが欲しいのであれば、保険料が抑えられる掛け捨て型保険に加入すると良いでしょう。

貯蓄型保険に加入するのは貯金をするのと同じですか?

貯蓄型保険に入るのと自分で貯金をするのは保障の有無が違います。

ただ貯金をするだけでは、もし何かがあった時に保障を受けられませんが、貯蓄型保険に加入していれば保険金の請求が可能です。

病気になった際などに自分の貯金から治療費を負担しなくて良くなるのは大きなメリットでしょう。

貯蓄型保険のランキングは信用できますか?

さまざまなところで貯蓄型保険のランキングが掲載されていますが、あなたにとって最適な保険かどうかは異なります。

ランキングはあくまで参考にしつつ自分が欲しい保障があるのかどうか、保険料は無理のない範囲かの方針に合っている保険会社や保険商品を選んで申込をしましょう。

貯蓄型保険がおすすめできないと言われる理由はなんですか?

貯蓄型保険は保障を受けられるのと同時にお金が貯められるというメリットがありますが、途中で解約してしまうと解約返戻金が減ってしまうことがあります。

また、保険料が高くなってしまうため、支払い金額を減らしたいという方にはおすすめできません。

メリットとデメリットをそれぞれ理解しつつ、加入するべきかを検討していきましょう。

貯蓄型保険への加入がおすすめな人はいますか?

自分で貯金ができない場合は簡単に下ろすことができない貯蓄型保険の利用が適しています。

また、貯蓄をしながら保障が受けられるので、もしもの時に備える保険にも加入しつつ将来のために積立をしておきたいという方にも貯蓄型保険はおすすめです。

まとめ:保険に入るならプロのアドバイスを受けよう!

この記事では、貯蓄型保険の特徴や種類を始め、おすすめの保険商品をランキング形式で紹介しました。

貯蓄型保険は、保障と貯蓄の両方ができるのでお得に見えますが、掛け捨て型の医療保険とは「貯蓄性」が違います。掛け捨て型は商品数が多く、保障内容の見直しや比較がしやすいですが、貯蓄型は支払った保険料が無駄にならないというメリットがあります。

しかし、保険に入れば毎月の保険料がかかります。軽はずみに決めず、判断に迷ったら専門家に相談することをおすすめします。

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