貯金700万円は多い?達成するためにやるべきこと5選

「貯金を増やしたい!」「今ある貯金で十分なのかな?」
貯金は、万が一のときや大きな買い物をする際に必要なものです。例えば、貯金が700万円あれば一般的には多い方だといえるでしょう。
本記事では、貯金700万円が多いかどうかや達成する年齢層、貯金700万円を達成するために必要なことを紹介します。また、資産形成が早い方が良い理由もあわせて紹介します。
この記事を読めば、貯金700万円を達成した人の年齢層や貯金700万円に向けて今すべきことが見えてくるでしょう。ぜひ、最後まで読んでみてください。

目次

貯金700万円の達成は20〜30代?早めに達成するべきなのか

ここでは、20代や30代が貯金700万円を達成できるかどうかを紹介します。
それぞれの世代の貯金平均額や各世帯別で紹介するので、自分自身に近いものを当てはめて見比べると良いでしょう。

  1. 単身世帯
  2. 20代の平均貯金額
  3. 30代の平均貯金額
  4. 2人以上の世帯
  5. 20代の平均貯金額
  6. 子30代の平均貯金額

単身世帯

まずは、単身世帯のそれぞれの年齢層の平均貯金額をみていきましょう。
単身世帯は、給料のほとんどを自分のために使えます。貯金もしやすい環境のため、貯金が楽しいと感じる人も多いでしょう。

20代の平均貯金額

家計の金融行動に関する世論調査令和4年調査結果によると20代の単身世帯の平均貯金額は176万円です。
20代は学生から社会人とさまざまな生活を送っていることから、平均貯金額は少なめになっています。特に、貯金0円という人が30%以上と多いため、20代後半は平均貯金額より多く貯めていると考えた方が無難でしょう。
20代は各年齢の貯金額にかなりばらつきがあり、平均貯金額は最低でも貯めておきたいところです。

30代の平均貯金額

家計の金融行動に関する世論調査令和4年調査結果によると30代の単身世帯の平均貯金額は494万円です。
30代では昇進・昇給の関係で一気に平均額が上がります。また、この年齢から病気や将来の不安を感じやすくなり、貯金する傾向もあるようです。
30代で貯金700万円あれば、平均よりかなり多い方だといえるでしょう。

2人以上の世帯

次に2人以上の世帯の平均貯金額を見ていきましょう。
単純に世帯人数が増えるため、貯金額は2倍までいかなくても増える場合が多いです。

20代の平均貯金額

家計の金融行動に関する世論調査令和4年調査結果によると20代の2人以上の世帯の平均貯金額は214万円です。
単身世帯よりは多い結果になりましたが、大きな差ではありません。理由は、結婚にまつわる費用や妊娠出産にまつわる費用がかかるため、単身世帯よりも費用を使う場面が多いからです。
20代は世帯収入も低く、生活費等で貯金しにくい結果となっています。

30代の平均貯金額

家計の金融行動に関する世論調査令和4年調査結果によると30代の2人以上の世帯の平均貯金額は524万円です。
30代も単身世帯の平均額は上回りますが、大きく上回ることはありません。こちらも大きな理由のひとつに住宅の購入や教育費などが挙げられます。2人以上で暮らすのは、単純に2馬力にはなりますが、その分イベントも多く出費が多いのが事実です。

貯金700万円を達成するためにやるべきこと5選

ここでは、貯金を700万円達成するためにやるべきことを紹介します。
余ったお金を貯金するだけではなかなか目標額を貯めるのは難しいでしょう。紹介する事例をぜひ取り入れて、コツコツ貯金することがおすすめです。

  1. 家計簿をつけて財産を可視化する
  2. NISAなど投資信託を利用する
  3. 副業をする
  4. サブスクなど固定費を減らす
  5. 保険を見直す

家計簿をつけて財産を可視化する

貯金に欠かせないのが家計簿をつけて、財産の可視化をすることです。
理由は、節約をしているつもりでも最終的に収支のバランスが合っているかどうかは分からないからです。
例えば、収入が少ない場合、食費や雑費を抑えているつもりでも固定費や急な物入りで毎月赤字という場合もあるでしょう。
家計簿をつけて、財産を見えるようにすると出費を抑えるべきところや生活の癖が発見でき、貯金しやすくなります。
家計簿には書き込むタイプのものとレシートをアプリで撮影する簡単なものもあるので、自分にあった家計簿を見つけると良いでしょう。

NISAなど投資信託を利用する
NISAなど投資信託を利用するのも貯金を増やすポイントになります。
2024年から始まった新NISAは、「家計の安定的な資産形成」をさらに推し進めていくことを目的にしています。以前のNISAよりも非課税投資枠も年間投資上限額は3倍と大幅に増え、大きなメリットで投資できるでしょう。
初心者でも挑戦しやすいNISAなどは、すぐに活用するお金というよりも長期間で運用することにメリットがあります。将来のお金を貯めておきたいという人におすすめの制度です。

副業をする

貯金を達成するために副業をするのもひとつの手段といえるでしょう。
正社員は副業してはいけないという法律的な決まりはありません。そのため、サラリーマンとして働きながら、個人事業主になって副業しても法的には問題ないといえるでしょう。会社で禁止されている場合は、会社に従う必要がありますが、副業をすることで収入を大きく増やせます。
ネットが普及した現代では、WebデザイナーやWebライターなどパソコン1つで副業ができ、かなりハードルが低くなっています。自分の得意分野を活かしたイラストレーターやインテリアコーディネーターなども需要があります。
節約はあまりしたくないという人は収入を増やす副業が良いでしょう。

サブスクなどの固定費を減らす

700万円の貯金を達成するのに支出の部分である固定費を減らすのも必要な要素でしょう。
固定費には、光熱費や通信量、家賃、サブスクなどが挙げられます。固定費を減らせれば、毎月一定の金額を節約でき、年間を通して考えると大きな家計の見直しになるでしょう。
例えば、通信料では格安SIMを使うなど、使い勝手はあまり変わらず大幅に通信料を抑えられます。また、サブスクリプションには、動画配信サービスや音楽などさまざまなサービスがあります。ひとつあたり1,000円〜2,000円のものが多く安価ですが、年間を通すと12,000円〜24,000円とかなり大きな出費といえます。
固定費は、月々の引き落としで考えがちですが、年間を通すといくらになるか考えながら見直すと良いでしょう。

保険を見直す

貯金を達成する上で見落とされがちなのが、保険を見直すことです。
保険は商品数も多く、分からない制度が多いため、一度加入したら放置している人が多いのが現状です。しかし、分からない人が多いからこそ、保障内容が似た商品でも保険料が高いものや安いものがあります。そのため、保険を見直すことで月々の保険料を抑えられます。
具体的には、無料保険案内所を利用して、他社との比較を行うことがおすすめです。お金の相談もまとめて受けてくれる窓口もあるので貯金についてもあわせて利用するとさらに良いでしょう。
保険を見直すことで、無理なく貯金費用を捻出できる可能性があります。

資産形成を早くから始めた方が良い理由

ここでは、資産形成を早くから始めた方が良い理由を紹介します。
具体的に、どのような理由で貯金が必要か理解することで貯金に対する意識も変わるでしょう。

  1. 世界情勢がどのように変わっていくか分からないから
  2. 老後資金の調達をしなければならないから

世界情勢がどのように変わっていくかわからないから

近年、ロシアとウクライナをはじめ戦争が理由で世界情勢が不安定です。
具体的には世界情勢が不安定になると物価の高騰など生活に大きく影響を与えることが多いでしょう。
急な出費だけではなく、人口の減少や市場の収縮など日本の経済が衰退した場合にも備えられるよう貯金が重要です。

老後資金の調達をしなければならないから

まとまった資産形成の理由に老後の資金問題があります。
現在では老後3000万円問題などと言われており、老後に必要な金額が跳ね上がっています。老後25年〜30年生きると仮定した場合に、少し余裕のある生活を送るために必要な金額といわれています。
サラリーマンで退職金が出た場合でも、会社によりますが、まかなえる人は少ないでしょう。
老後に貧しい生活を送らないようにするためにも、老後の資金調達は今からしておくべきです。

まとめ:早いうちからまとまったお金を手に入れよう

今回は、貯金700万円を達成するためにやるべきことを中心に紹介しました。
20代や30代の場合、貯金700万円は多い方だといえます。
しかし、結婚や住宅の購入、教育資金、親の介護、老後の資金などまとまった資金が必要なケースはいくつもあります。
まとまった資金を早めに手に入れることは、今後の生活の安心材料になるので、早いうちから貯金を心がけましょう。

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