貯蓄型保険の人気おすすめランキングTOP11!メリット・デメリットや返戻率を詳しく紹介!

保険料を払っている間にお金を貯められる貯蓄型保険。ドル建てや一括払いといったさまざまな種類の貯蓄型保険があり、保障内容や返戻率もそれぞれ違うので、どれを選んだらいいのか悩みますよね。

この記事では、人気の高いおすすめの貯蓄型保険をランキングで紹介します。保険期間や返戻率などの情報を比較して、自分に合った保険を見つけてください。

目次

貯蓄型保険とは?掛け捨て型保険との違い

貯蓄型保険は、保険料の一部が貯金になり、満期や解約時にお金がもらえる保険です。

一方、よく間違われやすい「掛け捨て型保険」は、保険料が保障だけに使われ、満期や解約時にお金がもらえません。

貯蓄型保険・掛け捨て型保険のどちらがいいのかは目的やニーズによって異なります。

貯蓄型保険・掛け捨て型保険の違い

貯蓄型保険と掛け捨て型保険は、保険料の額や受け取れるお金の有無で異なります。

  • 貯蓄型保険:保障のほかに、満期時や解約時にお金がもらえる
  • 掛け捨て型保険:契約者にお金が戻ってくることはほとんどない

掛け捨て型保険にも解約返戻金のある商品はありますが、その場合でも貯蓄型保険と比較すると金額は少なめです。

貯蓄型
掛け捨て型
保険料
掛け捨て型に比べて高めになることが多い
貯蓄型に比べて安めになることが多い
満期保険金
あり(満期が設定されている商品の場合)
なし
解約返戻金
あり
基本的になし、あってもわずか
主な保険の種類
終身保険、養老保険、個人年金保険、学資・こども保険など
定期保険、医療保険、がん保険、収入保障保険など
特徴

  • 保障と貯蓄の両方ができる
  • 早期に解約すると元本割れする可能性がある
  • 終身保険は、解約しない限り保障が一生続く
  • 保障の内容や期間を柔軽に変更できる
  • 定期保険は、保障期間が決まっている

貯蓄型保険の種類一覧

貯蓄型保険にはいろいろな商品があります。以下では、よく知られている4つの貯蓄型保険を紹介します。

終身保険

終身保険は、保険の対象者が亡くなったり重度の障害になったりしたときに保険金がもらえる貯蓄型保険です。終身保険は満期がなく、解約しない限り保障がずっと続きます。

掛け捨て型保険よりも保険料は高めですが、更新がなく金額は変わりません。解約すると解約返戻金がもらえ、払った保険料より多くなることもあります。貯蓄としても使える保険です。

生命保険文化センターの「令和3年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、最近加入した保険の種類について聞いたところ、全体の27.8%が終身保険と答えたそうです。
参考:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」

自分の生活やお金の状況と合わせて、加入を考えましょう。

学資保険

学資保険は、子供の教育にかかる費用を準備できる貯蓄型保険です。契約時に決めた年齢になったときに保険金がもらえる商品や、進学のタイミングで祝金が支払われる商品があります。

さらに、学資保険には保険料払込免除特約をつけることができます。これは、契約者である親が亡くなったり重度の障害になったりした場合、残りの保険料を免除してもらえるという特約です。

保険料が免除されても、子供が定められた年齢になれば、保険金や祝金などが支払われます。しかし、学資保険の返戻率は下がり続けているので、他の方法とも比べてみることが大切です。

個人年金保険

個人年金保険は、保険料を積み立てることで、公的年金とは別に自分の老後の年金を確保できる貯蓄型保険です。

生命保険文化センターの「令和3年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、個人年金保険に加入している世帯は24.3%に達しています。
参考:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」

つまり、5世帯に1世帯は個人年金保険で老後資金を準備しているということです。 国の年金だけでは足りないと不安に感じる方は、個人年金保険で老後資金を作ってみませんか。

貯蓄型保険の人気おすすめランキングTOP11!返戻率の高い商品も紹介!

貯蓄型保険の種類を把握したところで、以下ではおすすめの貯蓄型保険をランキング形式で紹介します。気になる返戻率についてもチェックしてください。

ランキング1位:東京海上日動あんしん生命保険「メディカルKit R」

契約可能年齢
0~60歳
払込期間
終身
保険期間
終身

保険料を払い続ける間に、使わなかった分を「健康還付給付金」や「入院給付金等」としてもらえる保険です。入院のリスクが高くなる年齢になっても、加入時の安い保険料で医療保障が続きます。

もし亡くなってしまった場合は死亡保険金が支払われるので、家族の安心も確保できます。 <おすすめポイント>

  • 払った保険料の一部が戻ってくる「リターン制度」
  • 年齢が上がっても保険料が変わらない
  • 特定疾病になったら保険料が免除される特約付き

貯蓄型保険ランキング1位の保険料例

入院給付金日額 10,000円タイプ
入院給付金日額 5,000円タイプ
契約者
男性
女性
男性
女性
30歳
7,128円
7,892円
3,628円
4,017円
40歳
10,461円
10,533円
5,296円
5,353円
50歳
14,883円
12,419円
7,518円
6,309円

参考:東京海上日動あんしん生命保険「メディカルKit R」

ランキング2位:メットライフ生命保険「リターンボーナスつき終身医療保険」

契約可能年齢
15~80歳
払込期間
終身
保険期間
終身

保険料払込期間満了時に生存していると、払込保険料相当額から入院・手術給付金や健康祝金などを引いた金額がリターンボーナスとして支払われます。リターンボーナスを受け取っても、解約しない限り保障は生涯継続します。

また、退院後の通院にも給付金が出るプランも選べます。
<おすすめポイント>

  • 払込保険料が実質タダになる
  • リターンボーナス後も一生涯保障が続く
  • 身体障害状態になった場合は保険料の支払いが不要になる

貯蓄型保険ランキング2位の保険料例

入院給付金日額 5,000円タイプ
入院給付金日額 10,000円タイプ
契約者
男性
女性
男性
女性
20歳
5,150円
5,440円
10,300円
10,880円
30歳
7,435円
8,210円
14,870円
16,420円
40歳
13,200円
15,755円
26,400円
31,510円
50歳
38,215円
57,465円
76,430円
114,930円

参考:メットライフ生命保険「リターンボーナスつき終身医療保険」

ランキング3位:メディケア生命「新メディフィット リターン」

契約可能年齢
0~55歳
払込期間
終身
保険期間
終身

給付金を一度ももらわなかったら、主契約の保険料を全額またはそれ以上返してくれる貯蓄型保険です。入院や手術などの医療費を一生涯にわたって補償してくれるほか、保険料もずっと同じ額という特徴があります。

病気や怪我で高額な費用がかかる場合にも安心できるように、自分に合った特約を選ぶことができます。
<おすすめポイント>

  • 給付金を受け取らない限り、主契約の保険料を全額返金する
  • 保険料は変わらず一生涯に渡って保障する
  • 女性の病気や重大な3つの病気など、自分のニーズに応じた特約を選べる

貯蓄型保険ランキング3位の保険料例

入院給付金日額 3,000円タイプ
入院給付金日額 5,000円タイプ
契約者
男性
女性
男性
女性
30歳
2,058円
1,941円
3,430円
3,235円
40歳
2,781円
2,232円
4,635円
3,720円
50歳
4,011円
3,048円
6,685円
5,080円

参考:メディケア生命「新メディフィット リターン」

ランキング4位:フコク生命「みらいのつばさ」

契約可能年齢
契約者:18~50歳
被保険者:出生予定日の140日前~満7歳
払込期間
プランによる(被保険者22歳満期)
保険期間
22歳満期

子供の教育資金準備をするなら、フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」がおすすめです。

子供の成長に応じて祝金が支払われるS(ステップ)型と、大学進学時にまとまった祝金がもらえるJ(ジャンプ)型の2種類があります。

どちらも、契約者(親)が亡くなったり重度の障害になったりした場合には、残りの保険料が免除されて、祝金などは保険料を払い続けたときと同じように受け取れます。

さらに、兄弟で同じプランに加入すると兄弟割引が適用され、よりお得になります。

貯蓄型保険ランキング4位の保険料例

プラン
S(ステップ)型プラン
J(ジャンプ)型プラン
保険料払込期間
11歳
14歳
17歳
11歳
14歳
17歳
毎月の保険料
29,354円
23,524円
19,780円
27,666円
22,172円
18,644円
払込総額
4,200,000円
4,200,000円
4,200,000円
4,000,000円
4,000,000円
4,000,000円

参考:フコク生命「みらいのつばさ」

ランキング5位:明治安田生命「つみたて学資」

契約可能年齢
被保険者:0~6歳
払込期間
被保険者が0~2歳で加入:10歳 or 15歳迄
被保険者が3~6歳で加入:15歳迄
保険期間
21歳満期

大学進学時に必要な教育資金を目標にし、計画的に貯められる貯蓄型保険です。教育資金と満期保険金は「満18歳から満21歳の間」で受け取れますが、満期日を5年延ばして教育資金や満期保険金を預けることも可能です。

保険料の払込期間は、子供の年齢に応じて15歳までか10歳までのどちらかを選べますが、保険料を一度に払い終えることもできます。

また、契約者が亡くなったり定められた障害になったりした場合には、残りの保険料が免除され保障は変わらず続きます。

さらに、子供に何かあった場合には、払い込んだ保険料と同じ額の死亡給付金が支払われます。

貯蓄型保険ランキング5位の保険料例

性別
契約年齢
保険料
払込累計額
受取総額
受取率
男性
20歳
13,921円
2,505,780円
2,800,000円
111.7%
30歳
13,948円
2,510,640円
2,800,000円
111.5%
40歳
14,085円
2,535,300円
2,800,000円
110.4%
女性
20歳
13,874円
2,497,320円
2,800,000円
112.1%
30歳
13,907円
2,503,260円
2,800,000円
111.8%
40歳
13,985円
2,517,300円
2,800,000円
111.2%

参考:明治安田生命「つみたて学資」

ランキング6位:オリックス生命「終身保険RISE」

契約可能年齢
15~80歳
払込期間
短期 or 終身
保険期間
短期 or 終身

加入時の保険料がずっと変わらず、死亡保障が一生涯続く貯蓄型保険です。教育資金や老後資金として使える解約返戻金もあり、長く貯められる貯蓄機能も兼ね備えています。

保険料の払込期間は、解約返戻金を抑えることで、保険料をリーズナブルにしています。

貯蓄型保険ランキング6位の保険料例

保険金額
5,000,000円
払込期間
15年払済
月払保険料
17,910円
解約払戻金
約3,420,000円
返戻率
106.1%

参考:オリックス生命「終身保険RISE」

ランキング7位:ソニー生命「学資保険(無配当)」

契約可能年齢
契約者:男性/18~64歳 女性:18~72歳
被保険者:出生140日前~5歳まで
払込期間
Ⅱ型:10歳まで
Ⅲ型:18歳満了
保険期間
Ⅱ型:保険期間18歳満期
Ⅲ型:保険期間22歳満了

教育資金を計画的に準備することを目指して、保険料の総額以上の学資金がもらえるようになっているのが、ソニー生命の貯蓄型保険です。

貯蓄型保険ランキング7位の保険料例

保険金額
1,852,800円
払込期間
10年
月払保険料
15,440円
受取学資金総額
2,000,000円
返戻率
107.9%

参考:ソニー生命「学資保険(無配当)」

ランキング8位:第一生命保険「ながいき物語」

契約可能年齢
50~80歳
払込期間
5~10年
保険期間
5~15年 or 終身

生きているうちにもらえる年金額を高く設定した個人年金保険です。

契約できる年齢は50歳から80歳までで、年金をもらい始める前に亡くなったり解約したりした場合の返還金を低くすることで、年金額を高められます。

貯蓄型保険ランキング8位の保険料例「10年保証期間付終身年金のケース」

加入年齢
50歳
払込満了年齢
70歳
年金開始年齢
70歳
月払保険料
30,000円
年金額
770,200円
年金総受取時返戻率
106.9%

参考:第一生命保険「ながいき物語」

ランキング9位:ライフネット生命「かぞくへの保険」

契約可能年齢
18~70歳
払込期間
10年
保険期間
10年

被保険者が亡くなったり、重度の障害になったりした場合に支払われる定期死亡保険です。保険期間が終身でない定期保険なので、必要なときだけ保障を受けられます。

保険期間は年満了(10年・20年・30年)と歳満了(65歳まで・80歳まで・90歳まで)の6種類から選べます。年満了の場合は、健康状態に関係なく更新できるので、保険期間中に病気になっても保障が続きます。

貯蓄型保険ランキング9位の保険料例「解約返戻金がある定期死亡保険」

経過年数
年齢
払込保険料累計
解約返戻金
10年
30歳
1,355,760円
1,037,000円
20年
40歳
2,711,520円
2,120,000円
30年
50歳
4,067,280円
3,205,000円
40年
60歳
5,423,040円
4,218,000円
50年
70歳
6,778,800円
5,020,000円
60年
80歳
8,134,560円
5,084,000円
70年
90歳
9,490,320円
0円

参考:ライフネット生命「かぞくへの保険」

貯蓄型保険の選び方

貯蓄型保険には、さまざまな種類があります。自分に合った保険を選ぶためには、以下2つを考えることが大切です。

加入目的をはっきりさせる

貯蓄型保険に加入する理由を明確にすることで、目的に沿った保険商品を選ぶことができます。自分の現在の収入や将来の見通し、ライフステージなどをもとに、「どうして貯蓄型保険が必要なのか」を考えてみましょう。

今後、どんなお金が必要になるのか、ライフプランの作り方がわからないという方は、ファイナンシャルプランナーに相談することもおすすめです。

返戻率を見極める

返戻率とは、契約者が支払った保険料に対してもらえる満期保険金や解約返戻金の比率です。

<返戻率の計算式>返戻率=満期保険金総額 ÷ 支払保険料総額 × 100%

たとえば、保険料として200万円払い込み、満期保険金として220万円を受け取った場合、返戻率は110%になります。返戻率が高いほど、お金を貯める効果が高くなります。各商品の返戻率を比べて、より返戻率の高い保険商品を選ぶことが大切です。

貯蓄型保険のデメリット3選

貯蓄型保険には、デメリットが存在します。以下では、貯蓄型保険のデメリットを3つ紹介します。

解約時期によっては元本割れのリスクがある

契約から数年で解約すると、解約返戻金がほとんどもらえません。貯蓄型の保険は、保険料の一部を満期保険金や解約返戻金の資金として貯めていきます。

したがって、早期解約は資金が十分に貯まっていない状態での解約になり、元本割れの可能性が高くなります。

保険料が掛け捨て型よりも高くなる

貯蓄型保険の保険料は、保障と貯蓄の両方をカバーする金額になっています。一方、掛け捨て型の保険は保障だけで貯蓄機能はありません。

貯蓄型保険は貯蓄機能がメリットですが、その分掛け捨て型の医療保険よりも保険料が高くなります。

固定金利タイプはインフレの影響を受ける

固定金利タイプの貯蓄型保険は、契約時の金利がそのまま適用されます。満期時にインフレが発生していたら、保険金をもらってもその時に必要な金額に足りない可能性があるため注意が必要です。

貯蓄型保険のメリット2選

貯蓄型保険のデメリットを許容できた方は、メリットを把握して加入を検討してください。以下では、貯蓄型保険のメリットを2つ紹介します。

保険料が無駄にならず、貯蓄にもなる

貯蓄型保険は、支払った保険料を満期保険金や解約返戻金としてもらえる点がメリットです。さらに、保険料は口座から自動引き落としされるので、貯蓄が苦手な方でもお金を貯めることができます。

掛け捨て型の保険には保険料を貯める仕組みがありません。保険期間中に給付金をもらわなかったら、保険料は払い続けるだけとなります。

保険契約が継続しやすい

解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に立て替えてくれる「自動振替貸付」制度を提供する貯蓄型保険があります。

ケガや病気で入院をすると、契約期間中は入院していても保険料の支払いが続きます。そのため、収入が減ったり、銀行口座の残高が足りなくなったりして支払いができなくなる可能性があります。

その点、自動振替貸付制度を活用すれば、入院によって収入減の影響を受けても、保険契約が維持できます。

貯蓄型保険の返戻率を高める方法は?

貯蓄型保険の返戻率を高めるコツは以下の3つです。

  • 保険料を一度に払う(前納)する
  • 保険料を短く払う
  • 月払いから年払いにする

貯蓄型保険への加入を検討していてお金に余裕がある方は、保険料を一括で前納すると保険料の合計が安くなり、結果的に返戻率を高めることができます。

しかし、一気にお金が出せない場合は無理をせず、保険料を短く払う方法を考えてみましょう。

たとえば、20年かかる貯蓄型保険を10年で支払い終わると、保険料が安くなって返戻率を高められます。ただし、毎回の保険料は高くなるので家計に負担がかからないようにしましょう。

また、すでに契約しており月払いで保険料を払っている方は、年払いにすることを検討してみましょう。年払いにすると支払い額が11ヶ月分の保険料になる場合もあるので、1年で1ヶ月分の保険料を節約できて返戻率のアップに繋がります。

まとめ:保険に入るならプロのアドバイスを受けよう!

この記事では、貯蓄型保険の特徴や種類を始め、おすすめの保険商品をランキング形式で紹介しました。

貯蓄型保険は、保障と貯蓄の両方ができるのでお得に見えますが、掛け捨て型の医療保険とは「貯蓄性」が違います。掛け捨て型は商品数が多く、保障内容の見直しや比較がしやすいですが、貯蓄型は支払った保険料が無駄にならないというメリットがあります。

しかし、保険に入れば毎月の保険料がかかります。軽はずみに決めず、判断に迷ったら専門家に相談することをおすすめします。

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